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うぶめ(姑獲鳥、産女) [ubume]
- 鳥山石燕の『画図百鬼夜行』に解説はない。
難産で亡くなった女性の霊が妖怪になったものらしい。
女性にとって出産は命がけ、多くの地方で似たような悲しい話が存在する。
夜、川縁などで赤子を抱いた女性が泣いていおり、その姿は半裸、下半身の巻物は血に染まっている。
そして、通りかかった者に子を抱いてくれとせがむのだ。
鳥の姿で子を奪う話もある。 その場合、中国の姑獲鳥(こかくちょう)と云う怪鳥話から由来するらしく、石燕先生はこの字をあてたのかもしれない。
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