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ひまむしにゅうどう(火間虫入道、火間蟲入道) [himamushinyuudou]

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人生(じんせい)勤(つとむる)にあり、つとむる時は匱(とぼし)からずといへり。生(い)きて時(とき)に益(ゑき)なく、うかりうかりと間(ひま)をぬすみて一生(しゃう)をおくるのは、死(し)してもその霊(れい)ひまむし夜入道(よにうだう)となりて、燈(ともしび)の油(あぶら)をねぶり、人の夜作(よなべ)をさまたぐるとなん。いま訛(あやま)りてヘマムシとよぶは、へとひと五音相通(ごいんさうつう)也。鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』
縁の下から這い出て油を舐める妖怪。

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