しにがみ(死神) [shinigami]
- 死神(しにがみ)の一度(ひとたび)見いれる時(とき)は、必ず横死(わうし)の難(なん)あり。自害(じがい)し首(くび)くゝりなどするも、みな此(この)ものゝさそひてなすことなり。 『繪本百物語』−桃山人夜話−
- ご存知、死を司り人間を死に導く神(妖怪)。
俗に死神とは災いを招くことを言い、悪念を持ったまま死んだ者の気がまた悪念を持つ者を呼ぶものらしい。
自殺、心中、殺人などがあった場所は、また同じ災いが起る。
これは悪念(死神)の仕業とされる。
西洋では草刈鎌を持つ骸骨姿で描かれる事が多く、また魂の管理者ともされている。
昔から死神は色々なキャラクターで親しまれてきたと思う。
黒いマントを羽織った骸骨姿とか、骸骨の馬に跨がる騎士の姿とか、最近では剣を持ち闘うヒーローであったりする。
死神とは、忌み嫌いながらもなぜか魅力を持つものらしい。