しゃみちょうろう(三味長老) [shamichourou]
- 諺(ことはざ)に沙弥(しゃみ)から長老(ちゃうらう)にはなられずとは、沙弥渇食(かつじき)のいやしきより、国師(こくし)長老の尊(たつとき)にはいたりがたきのたとへなれども、是はこの芸(げひ)にかんのうなる人の此みちの長たるものと用ひられしその人の器(うつは)の精(せい)なるべしと、夢の中に思ひぬ。 鳥山石燕『百器徒然袋』
- かつて名人に使われていた三味線の付喪神。
三味と沙弥(新米僧侶)をかけた石燕先生の言葉遊びらしい。
長い年月を経て沙弥が(三味線)が長老になると云う事か。