ろうじんのひ(老人の火) [roujinnohi]
- 木曽(きそ)の深山(みやま)にや、老人(ろうじん)の火(ひ)といふ物(もの)あり。是(これ)を消(け)さんとするには水(みづ)をもつて消(けせ)ども更(さら)にきへず。畜(ちく)類の皮(かわ)を似て消(けせ)ば老人(ろうじん)ともに消(きゆ)るといへり。 『繪本百物語』−桃山人夜話−
- 怪火の一種であるが、名前の通り火と老人のセット。
この怪火は水をかけても消えないが、獣の皮ではたくと消えるという。
人に危害を加えることは無いらしいが、夜道の一本道で出くわしたらやはり怖い。
しかし...、どう見てもホームレスの老人が焚き火をしてるようにしか見えないが...。