もくもくれん(目目連) [mokumokuren]
- 煙霞跡(ゑんかあと)なくして、むかしたれか栖(すみ)し家(いゑ)のすみずみに目を多(おほ)くもちしは、碁打(ごうち)のすみし跡ならんか。鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』
- 廃墟となった民家の障子に巣くう目だけの妖怪さん。
障子の升目分の目はあるようだ。
何をするって、やはり脅かすだけ。
石燕先生の洒落で「壁に耳あり障子に目あり」の言葉遊びかも。
水木大先生の『ゲゲゲの鬼太郎』では、障子だけでなく布団や布に取り憑いて、人を圧縮死させている。
光の妖怪らしく、最後はカメラで撮り込まれて封印された。