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くろぼうず(黒坊主) [kurobouzu]

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黒い坊主姿の妖怪さん。
呼び名としては、各地で広く使われてるようである。
海坊主のことだったり、見越入道(見上入道)のことだったりと様々。

漠然としてた黒坊主であるが、明治時代に東京神田で起こった事件からキャラクターを確立する。
大工さんの女房が深夜何者かに顔を舐られる、と云う事件が起き、新聞に掲載された。
夜中、寝てるところにやって来て顔をべろべろと舐めてくる。しかも生臭い。 これが黒坊主の仕業であったと。 そして、習性が似ていることから、新聞には“山地乳(やまちち)”の挿絵が掲載された。
このことから混同され奥州の妖怪とも云われるようになったそうだ。

事件の真相はなんであったのか。
単なるヘンタイの夜這だったのか、大きめの猫だったのか。
こう云う怪事で、妖怪は生まれるてくるんだね。

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