ひょうたんこぞう（瓢箪小僧） [hyoutankozou]
- へうたん小僧に肝（きも）を消して青ざめたりしが、乳ばち坊の泉ばちのおとに夢さめぬとおもひぬ。 鳥山石燕『百器徒然袋』
- 瓢簞の付喪神らしい。
瓢簞と云えば、お酒とか薬味入れを連想する。
今でこそ民芸品扱いだが、昔はもっと日常的に使われていた容器だったのだろう。
瓢簞には、霊がこもりやすいと云う話もある。
西遊記に出て来る、金角、銀角が持っていた、名前を呼ばれ返事をすると吸い込まれてしまう瓢簞との関係や如何に。
この妖怪は、解説文にも出てくる“乳鉢坊（にゅうばちぼう）”と云う妖怪とセットになっている。
何かの言葉遊びが隠されているのかも。
にゅうばちぼう