ほうそうし(方相氏) [housoushi]
- 論語曰、郷人儺 朝服而立於阼階 註儺所以逐疫 周礼方相氏掌之
(漢文訓読文の為、未表記及び文字化け有りかも)
ろんごにいはく、けうひとのおにやらいに てうふくしてそかいにたてり ちうにおにやらいはゑをおふゆゑん也 しゆらいにはうそうしこれをつかさどる 鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』 - 鬼の形相で4つの黄金の目を持ち、右手に矛、左手に盾。
戦闘態勢万全のやる気満々の妖怪さん。
もとは中国からきた鬼儺(おにやらい)と云う行事から。
鬼儺(おにやらい)とは節分のもとになった行事らしい。
方相氏(ほうそうし)と云う役の人が厄払いの為、声をあげながら宮中を回る。
要は、鬼ではなく鬼を追い払う役(妖怪)である。
4つの目は四方を見張るためとか。
が、しかし、いつのまにやら追われる鬼になりにけり...。