ひとだま(人魂) [hitodama]
- 骨肉(こつにく)は土(つち)に帰し、魂気(こんき)の如きはゆかざることなし。みる人速(すみやか)に下がへのつまをむすびて招魂(せうごん)の法を行(おこな)ふべし。 鳥山石燕『今昔画図続百鬼』
- 日本では古くから人の体から抜け出た魂と信じられていた発光体。
人体内のリンの発光、ヒカリゴケの付着、天然ガスへの引火、さてはプラズマとも言われ諸説もいろいろ。
しかし、それでもまだ解明されないものもあるようだ。
人魂は火の玉、鬼火とも言われ(厳密に言えば違うものらしい)、怪談などのおどろおどろしい場面には不可欠な小道具でもある。
よく人の生きる様は炎に例えられる。 烈火の如く、燃え尽きて灰になれ、心の炎を燃やせ等々。
みんな生きる為に火を点し、火の玉になって生きている。