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ひけしばば(火消婆) [hikeshibaba]

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それ火(ひ)は陽気(やうき)なり。妖(よう)は陰気(いんき)なり。うば玉の夜(よ)のくらきには、陰気(いんき)の陽気(ようき)にかつ時なれば、火消(ひけし)ばゞもあるべきにや。 鳥山石燕『今昔画図続百鬼』
吹消婆(ふきけしばば)とも。
老婆姿の妖怪で、提灯や行灯の火を吹き消してしまう。
妖怪は陰気の存在、それに対して火は陽気の存在。
妖怪は陽気を苦手とするため火消婆が火を消すのだそうだ。

現代は電気の時代、火消婆は何処にいるのか。
たまに電気を使いすぎブレーカーが落ちて真っ暗になる時がある。
案外姿を変えた火消婆(ブレーカー婆)の仕業かも。
ひょっとして、省エネ婆?エコ婆?

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