ひひ(比々、狒々) [hihi]
- ひゝは山中(さんちう)にすむ獣(けもの)にして、猛獣(もうじう)をとりくらふ事、鷹(たか)の小鳥をとるがごとしといへり。 鳥山石燕『今昔画図続百鬼』
- 大きい猿のような妖怪。
獰猛で人を襲い食べてしまうこともあると云う。
山の妖怪なので山童(やまわらわ)、覚(さとり)と混同されることもあるらしい。
もとは中国の妖怪で『和漢三才図会』の記述によると、
身体は毛だらけで黒い。 毛髪が長い。 唇が長い。走るのが早い。 人を見ると笑う。 人も襲い食べる。 食べるまえに笑う。
ゴリラ...?オラウータン...?
中国の山奥には知能の高い大型の猿が実際いたのかもね。