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はしひめ(橋姫) [hashihime]

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橋姫(橋姫)の社(やしろ)は山城の国(くに)宇治(うじ)橋にあり、橋姫はかほかたちいたりて醜(みにく)し、故に配偶(はいぐう)なし、ひとりやめもなる事をうらみl、人の縁辺(ゑんべん)を妬(ねたみ)給ふと云。 鳥山石燕『今昔画図続百鬼』
古くて大きな橋に宿っているとされる女性の妖怪。
橋の守護神、外敵の侵入を防ぐ鬼女、または女神とも云われる。
橋姫は嫉妬深く、橋の上で他の橋を誉めたり、女の嫉妬をテーマとした『葵の上』や『野宮』などの謡曲をうたうと恐ろしい目に遭うという。

京都の宇治橋の橋姫が有名だが、大阪の長柄橋、滋賀の瀬田橋にも祀られている。
文献等によれば、
『嫉妬に狂った女性が相手に復讐するため貴船神社に自ら鬼神になる事を祈る。
そして、お告げ通り宇治川に7日7晩(21日とも)浸ると生きながら鬼となった』
とある。

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