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びょうぶのぞき(屛風闚、屏風覗き) [byoubunozoki]

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翠帳紅閨(すいていこうけい)に枕(まくら)をならべ、顛鸞倒鳳(てんらんたうほう)の交(まぢはり)あさからず、枝(えだ)をつらね翼(はね)をかはさんとちかひしも事も佗(あだ)となりし胸(むね)三寸の恨(うらみ)より、七尺の屏風も猶のぞくべし。 鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』
屏風の付喪神らしい。
屏風自身だったらわざわざ上から覗かんでもいいと思うのだが、寝てる時、上から覗き込んだ方が怖さを増すと思っての演出だろうか。
実際、怖そうだ。

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