TOP » 妖怪ギャラリー » あ行

あおあんどう(青行燈) [aoandou]

image
燈(ともしび)けんとして又あきらかに、影憧々(かげどうどう)としてくらき時、青行燈(あおあんどう)といへるものあらはるゝ事ありと云。むかしより百物語をなすものは、青き紙(かみ)にて行燈(あんどう)をはる也。昏夜(こんや)に鬼(き)を談(だん)ずる事なかれ。鬼(き)を談(だん)ずれば怪(くはい)いたるといへり。 鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』
青行燈(あおあんどん)とも。
俗に百物語をすると怪異が起るとされ、百話目が終ったら現れるとされる妖怪さん。
黒い長い髪に角、大きく裂けた口にお歯黒、そして白い着物を着た鬼女姿。
江戸時代、百物語をするときは恐怖の演出に行灯に青い紙を貼ったことからこの名前となったとの説もある。
怪異を恐れて皆99話目で止めていたらしい。
だからかどうか知らないが、青行燈が現れたと云う記録はない。

pagetop